2017年3月27日月曜日

ブルーノート東京 クレモンティーヌ with 野宮真貴

なんとなく敷居が高い気がしてた Blue Note Tokyo。移転前に行った記憶はあるけど、すでに20年以上前か(^_-) 今回は、バブル期からファンだったクレモンティーヌが、野宮真貴と競演することを知り、いざ出陣!



お店に足を踏み入れると、いきなりジャズクラブな雰囲気。

店内はやっぱり高級感満載で、スタイリッシュな大人が談笑している。年齢だけなら立派過ぎるほど大人なはずの自分なんだけどね(°▽°)

ビールは似合わない雰囲気。カクテルとか、ワイングラスのほうが似合いそう。

でもステージの真ん前の席なのに、アルコールを飲んで、ライブの途中でお手洗いに行きたくなったら、悲惨。

そもそもそんなコト考えているのが、すでに大人じゃないでしょう。長い時間、メニューを見つめているのもスタイリッシュじゃないし。

そんなとき見つけたのが「雫取り」という伝統的な技術でつくられたという、透明なトマトジュース。その名も「トマトクリスタル」(越前トマト100%)


実際の色は、上の写真よりやや薄く、ウィスキーの水割りくらい。なのに味はトマトジュースで、フシギな感覚。


最近、かぶりつきの神様が降りてきくれたのか、先日のBuikaに続き、今回もど真ん中。クレモンティーヌとの距離は、ほんの1.5m程度。

ナチュラルで、決して華美でも派手でもないんだけど、どこから見てもエレガントなヨーロピアン。パリのエスプリ、身にまとってました。ヨーロッパを旅してた頃とか思い出して、懐かしさがこみ上げるの巻。

MCで彼女が話していると、目は合うわ、同意は求められるわで、ドキドキ。

そして、あの!ウィスパーボイスで、サントロペも、シャンゼリゼも、ピロートークも歌ってくれました。もちろん、バカボン・メドレーも♪

オフィシャルサイト:セットリストとライブレポートは、こちら。

本気でうれしかったのは「ジェレミー」(1993)が聴けたこと。カフェラテのコマーシャルに使われてて、大好きだった。これまた懐かしい細長いシングルCD。プレイヤーに入れてみたら、ちゃんと聴けるんだよね。感動。

至近距離で見ると、クレモンティーヌはけっこう目尻近辺などにシワが。野宮真貴は、かなりスベスベ。で、どちらが好みかっていうと、クレモンティーヌ。自然で、年齢相応、思いっきり笑う。

ブルーノート、よかったな。また、行こう。

オマケ:喫煙所
ジャズクラブがタバコの煙に包まれていたなんて20世紀の昔話。煙が外に漏れないよう、テクノロジーを駆使した喫煙所があった。

「タバコはテーブルの上でお持ちください。テーブルの下で火のついたタバコを持っていると、テーブルの下に煙が滞留し、臭い漏れの原因となります」「退出時には、壁方向へ深呼吸してください。肺にたまった煙を分煙キャビン外で吐き出すと、臭い漏れの原因となります」などと書いてあり、ここまで来たか!って感じね。ま、店内で吸えるんだから、感謝してねって話だにゃ、これは。



(敬称略)



2017年3月16日木曜日

3月のミッケ + 南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店


春なのにゃ。いつも眠いけど、春の昼間は、とりわけ眠いのにゃ。

でも、テレビの情報番組でニュースキャスターが、先っぽが赤い棒でグラフを指しながら解説しているのを見ると、居ても立っても居られなくなり、思わず飛びかかってしまうのにゃ。

すると形相が変わったママが「去年、買ったばかりなのに、テレビが壊れる〜🙀」と叫びながら走ってきて、捕らえられてしまうのであった。

あと、ママの大切なiPadは紫色の「マグネット式スマートカバー」というものでガッチリとガードされている。ピッタリくっついて、画面を保護してるんだけど、ちょちょっと指を入れてみたら、見事にめくれた。ふふっ、どんにゃもんだい(^^)v 

と、自己陶酔してたら、やっぱりママが飛んで来た。

「どうやってめくったの? ミッケの鋭い爪から守るためにカバーを付けてるのに」

くっくっく、あたしはカバーより、よっぽどスマートなのにゃ(⌒▽⌒)。


(せっかくめくったのに元に戻され、ガッカリの巻)

ところである晩、黒いものを踏んづけたら、いきなりテレビ画面にYouTubeが現れた。

「ミッケ、すごい!!!」

どうやらあたしが踏んだのは、リモコンだったらしい。テレビ側の入力を切り替えなくても、Fire TV Stickの「決定」を押せば、YouTubeの画面に切り替わることを、ヒョンなことから発見したのにゃ。ママにとっても褒められました。

ってなわけで、今回はこんなところなのにゃ。次のお題は「南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店」。ママにバトンタッチします。


ピザトーストなんて、ひさしぶりだなぁ。テーブルには、タバスコ。タバスコもひさしぶり。辛い調味料が少なかった時代、パスタという呼び名もなく「スパゲッティ」には、タバスコと粉チーズが定番だった。

ご年配の夫婦。身綺麗な奥様が、注文を取りに来てくれる。お水が少なくなれば、注ぎ足しに来てくれる。2回も!

流れるのは、50's〜60's前半のアメリカン・ポップス。"Heat Wave"、"Da Doo Ron Ron"、山下達郎がカバーしてた "Alone"、もちろんエルビス・プレスリーも。そして、お客さんが、テーブルでゆで卵を叩いて割る音も。

茶系のウッドを基調にした店内、落ち着くんだよなぁ。高校生のころ、喫茶店っていえば、こんな雰囲気だった。

お店はけっこう混んでいて、若い女のコも多い。世代を超えて、落ち着くのかも。

歩いてて、通りがかって、ふっと目について入ったお店。いつもこのへんに来るときは自転車だったから、全然気づきもしなかった。

最近、肩に力が入っていて、ま、肩に力が入りやすい体質なんだろうけど(^_-)このお店で、かなり脱力できた。和んだにゃ〜。

昔々、喫茶店のマッチをあつめていた古い記憶が蘇った。引っ越しの時、処分しちゃったけど、取っておけばよかったな、なんてふと思ったりして。




2017年3月11日土曜日

フラメンコは進化する!Buika @すみだトリフォニーホール

とってもいい席、かぶりつき。1階の前から2列め、ほぼ中央。もしも仮に、彼女の歯に青海苔がついていたら、見えるくらいの至近距離(^з^)-☆。

裸足で歌っていることも、わかる。ロングドレスから、たま〜にチラッと覗く素足は、例えそこがステージの上だとしても、大地を踏みしめるようなエネルギーを感じさせる。


ギニア共和国出身の両親のもと、スペインのマジョルカ島で生まれたという彼女。見た目はバリバリのアフリカ系だけど、歌声にも動きにもフラメンコ魂が宿っていて、大航海時代を感じさせるような、フシギな感覚に包み込まれる。

しかもオリジナリティ溢れるフラメンコ!ソウルフルで、ビートはアフロ、やわらかいラテン・フレーバーも散りばめられたミクスチャー系。そして、ハスキーで一度聴いたら忘れられない個性的な声の持ち主。

「小さい頃、教会の聖歌隊で歌っていたとき、犬みたいな声で歌ってるのは誰?って先生に言われたけど、彼女はクレイジーだったってことよね」

と、楽しそうに、少し鼻をふくらませて、彼女は自信満々に語った。そう、個性はかけがえがない。

しかもしかも、このコンサート正式名称は「ブイカ "シンフォニック・スペシャル・ナイト"」 新日本フィルハーモニー交響楽団との共演。50〜60人ものオーケストラをバックに、時に優雅に、時に激しく、歌いまくる。

そして、アンコール。「もうオフィシャルなショーは終わったから、あたしは弾ける!」と言いながら歌い始めたラストの曲では、ドレスをたくし上げステップを踏み、伝統的なフラメンコモード全開! フラメンコとスペインの多様性に、改めて感動するの巻。最近、ラテン系の音楽を聴く機会が減ってる気がする。増量しよう!


ところで「すみだトリフォニー大ホール」は1801席、立派なパイプオルガンもある、ステキな空間。また行きたいにゃ。







2017年3月4日土曜日

映画 「たかが世界の終わり」

カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品!


12年ぶりに帰郷するルイ。実家では、母はバッチリ化粧をし、マニキュアを乾かし、はしゃぎながら待っている。子供のころに別れたまま、長いこと会っていなかった妹はナーバスになりつつも、どこかトキメイテいるように見える。兄嫁とは初対面。そして兄は、再会するや否や、辛辣な言葉を投げつけ始めた。

本当はルイは「もうすぐ自分は死ぬ」と家族に告げるために、故郷に帰って来たのだ。

ある夏の午後、オードブルからデザートまで。家族は喋り続ける。でも喋れども、喋れども、家族の本音は見えてこない。それぞれの家族の思いが交錯し、マシンガンのように発射され、突き刺さる言葉の連なり。ルイは自分の死期が迫っていることを、口に出せない。さて、ひさびさに再会した家族の行方は?

心をえぐるような嫌味と皮肉を連発し、人を貶めるような言動を繰り返す兄。その奥にあるのは、愛。


監督のグザビエ・ドランは言う。
「不完全な人間に惹かれる」

「言葉を詰め込むことで、一種の間をつくりだしている」

グザビエ監督は1989年生まれの27歳。2009年「マイ・マザー」で監督・脚本家してデビュー。以来、カンヌ映画祭で常連の若き天才。

突然「ボクは女になりたかったんだ」と恋人に告白され、戸惑いながらも受け入れ、共に歩んでいこうとする女性と「彼」との愛を描いた「わたしはロランス」(2012)。スケールが大きくて、壮大な人生ドラマ、すごかったなぁ。

この作品「たかが世界の終わり」での家族の会話...って言うか言葉の応酬、特に主人公の兄の嫌味さは強烈。映画が終わっても、しばらく動けず、帰りの地下鉄でも音楽を聴く気がしないくらい。
その言動の奥底には愛があるって言われてもね〜、っていうのが率直なところだったけど、それって真正面から受け止め過ぎてるんだろうな。


それにしても、皮肉さと、ああ言えばこう言う言葉の応酬は、フランス人ならでは!かと思ったら、監督はカナダ人だし、カナダ映画。カナダでも英語圏だったらこんなに激しくやりあうのか、フランス文化圏だからこうなるのか、ちょいと不思議。今度、カナダ在住の友達に訊いてみよう。

そして、主人公の母役のナタリー・バイ。年齢を重ねた奥深い魅力を見せてくれてます。

このところバタバタ気味で、2か月半ぶりの映画館。アマゾンの見放題だと、いつでも見れるし、作品ごとの課金もないし、寝落ちしちゃったりする。その作品にお金を払って、映画館の暗闇に拘束されるって、やっぱり快感。次は何を観ようかな。